店主のカツミです。
今日は二十四節気の「穀雨」の日です。
陰暦の暦通り雨になりました。
植物にとっては恵みの雨になりますね。
これからは雨が降るにつれて植物はどんどん新芽を伸ばしていきます。
芝生もそうですね。
ということで、今回のコーヒータイムは『春の芝生の管理』について、私なりに書きたいと思います。
芝生とは一般に高麗芝のことです。
洋芝は管理方法もかなり異なります。
ここでは高麗芝についてです。
今の季節、芝生は少しだけ青くなってきたところですね。
まず、一番に行うことは雑草の除去です。
芝生が青くなってから行うと雑草との見分けが付き難くなりますので、今がベストでしょう。
私はちょっと変わった鎌を使って雑草を抜きます。

刃の部分がかなり大きくギザギザになってます。
これを雑草の付け根に差し込み引き抜きます。

そうすると画像のように根っこが切れることなく、ギザギザに引っかかって抜けます。
とても便利な鎌です。
次に行うのは、サッチ(芝生の枯葉)の除去です。
きっと今の芝生は次のような状態だと思います。

結構枯葉が目立ちます。
私は冬はこのままにしておきます。
なぜなら、この枯葉が覆っている為に雑草の種なども落ち難いと思います。
でも春には芝生に日光を当てるようにするため除去したほうが発育が良くなります。
熊手などを使ってていねいに除去しましょう。

結構な量のサッチがとれます。
この後目砂、芝生専用の粒状肥料を施します。
芝生の施肥は非常に重要です。
高麗芝はイネ科なのでとても肥料食いです。
年に最低2回は施しましょう。
施す時季は春前と秋前がいいと思います。
どちらも芝生の生長が旺盛になる前です。
私達もそうですが、栄養がなくなると病気になったりしますね。
芝生も同じで肥料がないと雑草に負けてしまったり、病気になったりします。
そうならない為にも施肥は重要です。
芝生が健全に伸びれば雑草の種が落ちても土まで行きませんので雑草も減ります。
ここまで行っておけば後は雨のたびに青々と美しい芝が生え揃います。
みなさまもぜひお試し下さい。
次回のコーヒータイムは『常緑樹の剪定』について書きたいと思います。