みなさま、こんにちは。
寒がりな店主のカツミです。
これから月に一度ほど『山の花屋のコーヒータイム』と称して植物のことを書きたいと思います。
二十四節気は植物と関わっていく上で、季節の移り変わりの目安になります。
節分を過ぎると暦の上では『春』のようです・・・・、山はまだ寒いのに。笑)
この時期からは日を追う毎に日没が遅くなって、日も長くなってきます。
植物の中には日照時間の長短にとても敏感なものもあります。
ちょっと見ただけではわかりませんが、植物は確実に動き始めています。まず土の中の根が活動を始めます。養分が芽吹きのために一気に芽に集中し、しだいに芽も動き始めます。
『山の花屋のコーヒータイム』其の一はこの時期の薔薇の剪定についてです。
薔薇はこの時期に不要な枝を剪定し、必要な枝に養分を効率良く運ばせるようにすることがとても重要な作業になります。
つる薔薇以外のブッシュ系(株立ちタイプ)やショートクライマー(オベリスクやアーチに仕立てやすいタイプ)、四季咲き、返り咲きの薔薇は、2月中旬から3月上旬の新芽が動き出す前に剪定をします。
高さは好みで樹高の1/3〜1/2程度の切戻しをします。2月に入ると、芽の位置がはっきりしてくるので、丈夫そうな芽の場所を選び、その1センチくらい上の位置で切ります。
芽は、内側や横に向いたものと外側に向いたものがあり、外側に向いたものの上で切るのが原則です。
強く剪定すると花の数は少なくなりますが、大きな花が咲きます。
逆に幹や枝を高めに残すと花は小ぶりになりますが、花数が多くなります。前年の生育が悪かったものや、古木で樹勢の衰えたものは中剪定にとどめ、枝葉を多く茂らせて樹勢を回復させてあげましょう。
後は寒肥を与え、病害虫の予防に石灰硫黄合剤の散布も新芽が出る前にしておくと良いですね。
薔薇以外で5〜6月に花を付ける紫陽花などの花木の剪定は、花付きが悪くなりますので年が明けてからはしない方が良いでしょう。
さて、オレンジベリーには今、ルピナス、アネモネ、、宿根イベリス、デージーなどの春を告げる花々がたくさん並び出しました。
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花期は長くありませんが、華やかさは抜群です。
このようなお花をお庭や窓辺にプラスして、一足お先に春の香りを感じてみてはいかがでしょう。
今日も挽きたての珈琲が美味しいです。笑)
posted by オレンジベリー店長 at 11:31|
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山の花屋のコーヒータイム